昨日、病院の診察が早く終わったので昼から、どうしても観たかった「アメリカン・スナイパー」を観てきました。
昨年末からかなりに意識していた戦争映画で、クリント・イーストウッド監督といいますから、これはもう絶対に観なきゃって思っていました。
9.11の事件後、イラクへ派遣された1人のアメリカ兵狙撃手、クリス・カイルの4度にわたるイラクへの派遣と、帰還した合間のアメリカでの日々を交互に挿入していくストーリー、いわば伝記映画ですね。
見終わって感じたコトは、主人公が如何にアメリカという国を愛していたかということです。正義感があってたくましい主人公はまさにアメリカンヒーローです。
既婚という立場ながら自分を必要とされていることを強く意識して戦地へ向かうんです。そして狙撃兵という立場から見方を援護する仕事を全うするのです。
しかし、帰ってきた彼を襲ったのは、PTSD(心的外傷後ストレス障害)です。
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近隣での騒音や雑音などの音に過剰に反応するようになり、ついには ホームパーティーで娘と遊ぶ犬に対しても敵意を抱くなど、 それら1つ1つに敏感なまで反応するクリスでした。
戦争体験が次第に彼の心を狂わせていくんですね。
それでも、努力の甲斐あって彼は立ち直り、PTSDに悩む帰還兵の世話をはじめるのですが、折しもその海兵隊員から銃殺されるという無残な事件が起こり、ある意味とても悲しい幕切れでした。
戦地での危険より、アメリカ国内にそんな危険があったなんて何とも皮肉なはなしですね。
ラストカットは彼の葬儀を実写していましたが、これがまた凄い映像ででした。
そこには前述したアメリカンヒーローそのものの葬儀風景が写っていました。私としてはちょっと、ほっとした瞬間でした。
ただ、物語の全貌を表現するのには無理があったようで、私は原作を読んでからもう一度、この「アメリカン・スナイパー」を観ようと思います。
とはいえ、ブラッドリー・クーパーの好演が光ると共に、元五輪選手のムスタファとクリスとの死闘を繰り広げるあたりは見どころといっちゃ見どころです。
是非御覧ください!
尚、原作「アメリカン・スナイパー」は以下参照してください。
読んでから観るか?観てから読むかは貴方次第ですが..........。
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